子宮頸がんの「摘出手術」ですが、摘出手術にも、いくつかの種類があります。
■腹式単純子宮全摘手術
お腹を切って、子宮を摘出する方法。
■腹式子宮膣上部切断
子宮頸部を残し、子宮体部のみを摘出する方法。
■膣式単純子宮全摘手術
お腹からではなく、膣から子宮を摘出する方法。
■腹腔境下膜式子宮全摘手術
お腹に小さな穴をいくつか開け、腹腔境でお腹の中を見ながら、膣から子宮を摘出する方法。
ちなみに腹式だと、完治までに掛かる日数が1か月。
膣式だと、完治までに数日しかかからず、お腹に傷が残らないという利点もあります。
さらに膣式は、手術に掛かる時間も30分〜1時間ほど、入院も数日くらいだそうです。
将来、子供を産む予定のない人であれば、「全摘手術」が最も最良とも言われます。
(妊娠を希望していても、悪性であれば全摘しなければなりません)
その理由として挙げられるのは、以下の通り。
● 将来、子宮に関する病気になる確率が各段に減る
● 生理の煩わしさや痛みの心配がない
リスクとして考えられるのは、以下の通りです。
● 子供が産めない
● うつなどによる心の問題
● 全身麻酔による麻痺障害
● 感染などによる別の病気になる危険性
ちなみに、入院は1か月前後で、費用は100万円くらいです。